昨日の午前中の事となります。
昨日は雨が激しく降ったり、小雨になったりと余り芳しくない天気でした。
基本的に雨の日は憂鬱なのですが、その様な事は言っておられません。
お客様の元に、意気揚々とランチアデルタと共に向かいました。
順調に走行していき、とある橋を越えた時です。
何か違和感を感じました。
ランチアデルタに違和感を感じた等ではなく、自分を取り巻く空間に違和感を感じたのです。
その違和感の原因は、すぐに判る事となりました。
実は今しがた渡りきった橋を過ぎると、直ぐに信号機付きの交差点がある筈なのですが、その信号機が作動していなかったのです。
咄嗟には「あれ?信号機が追加になったのかな?」位しか感じませんでしたが、その数百メートル先にも視認できる交差点の信号機も作動していません。
これは、停電しているな・・・・
幸い、私は数台の車の群れの中間に位置していたので、前方の車に十分車間距離をとって速度を合わせながら走行します。
交差点に進入する際には、左右確認を嫌というほど行いながら、徐行までとはいきませんが恐る恐る進んでいきます。
次の信号も作動していません。
その交差点には左側から車が来ており右折したいらしく、交差点手前で停車しておりましたが、そのドライバーの方のお顔は少し憔悴していたように見受けられました。
多分、私も同じような顔をしていたのだろうと思います。
そして、その交差点を過ぎると、新たな問題が・・・・・
線路と踏切があるのです。
もしかして、踏切も停電の影響を受けているのでは・・・・・・・・
踏切が近づいてきます。ここで、車は詰まり始めます。何故なら、私と同じ考えを持ったドライバーの皆様が、くどいくらい左右確認を行ってから、踏切を渡るからです。
私の前の車のドライバーの方も、一時停止し右左右左右としきりに確認してから踏切を渡ります。
無論、私もその様にしました。
私は結構真面目に「止まれ」や「踏切」では一時停止をします。真面目にという形容は、助手席の人間や、一緒に走っていた友人等によく言われるので、そう表現しています。
つまり、四輪が確実に停止しているという状態にするという事です。
当り前の事だと思っているのですが、世の中には徐行と一時停止の違いを理解していない方も多いようで、私が踏切での一時停止した際に、ルームミラーで見ると、後続車のドライバーの顔が、私の車に追突しそうで焦っている時があります。
是非、徐行と一時停止の定義の再確認をお願いいたします。
たまに速度制限をオーバーしてしまう時があるので、一時停止はしっかり守りたいと思って十数年なので・・・それが私の信条(苦笑)
っと、話がそれましたが、次に出くわした交差点は結構な交通量がある交差点なのですが、ここも信号機は作動していません。
私はその交差点を直進したい為、前方からの右折車、左からの直進車・右折車、右からの直進車・右折車は、すなわち「敵」(笑)です。
まぁ、皆様この異常事態に気づいているので、お互いに注意しながら譲ったり譲られたり、お互いに気を使いながらの運転で、交差点をクリアしていきます。
私も、上手くその交差点をクリアする事が出来ました。
しかし、この交差点は警察の方の交通整理をしていただいた方が良いのではないかな?と思いながら停止し、車の流れを見ながらクリアしたのですが、一体この停電がいつ始まったのか。どれくらいの規模で発生しているのか。が、全く判断できない状況なので、運転する方の力量に全てが掛かっている状態なのでしょう。
その交差点をクリアして、数百メートル先に橋があるのですが、その橋を渡るとまた信号機付き交差点があります。
果たして・・・・
その信号機は作動していました。
つまり、日常の空間に戻れたのです。
信号機が作動していない区間の走行は、恐らく3~4キロ程度だと思いますが、非常に疲れました。
普段、何の気無しに有るのが当たり前、時には鬱陶しく感じる事さえある信号機。
過信は禁物ですが、この有難味を再確認出来る日でした。
願わくば、この停電で事故を起こしてしまった、事故に遭ってしまった方が出ていない事を祈るのみです。
本日の新聞で、昨日の出来事は、県内三市一町の計2400戸が最大2時間、一時停電したとの事。
原因は、鳥が運んだと思われる雨でぬれたビニール袋やミカンの皮等が、電線に接触して漏電したとの事。
いやはや、何が原因でこんな事に遭遇するとは。
世の中、何が有りかわかりませんね~。